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愛犬力丸の闘病や犬猫のこと、May2♪の大ボケ話がてんこ盛りです。
■動物のお医者さんN、⑦。
2006-10-10 (火) | 編集 |

連休を長良川で楽しんだ力丸。締めくくりの診察を待つこと2時間ちょっと。
「力丸ちゃん~。お待たせしました。どうぞ」ようやく点滴タイムとなった。

N「お待たせしてすみません。緊急手術が入って。」
M「いいんですよ~。緊急って。何の手術か聞いてもいいですか?」
N「避妊手術をした猫のお腹の傷口が開いたんです」
M「えっっっ?そんな事ってあるんですか?」

野良猫を保護した人が避妊手術に連れて来た。
施術後その猫は、お腹が気になって糸をとってしまったらしい。
その人がお腹の異常に気づき診察に連れてきた。調べると糸はキレイになくなっていた。

N「腹膜と皮下組織と皮膚。糸は3段階にわたって縫うんです。
  溶ける糸を使うので傷口がふさがると自然になくなるんですが
  糸が気になって舐めたつくしたか引きちぎったんでしょうね」
M「放っておいたら死んじゃうんですか…助かってよかった。
  それにしても内臓に向かって3本分もとっちゃったなんて。痛くないのかな」
N「痛みよりも。気になる方が先ですね。
  腸の一部が傷口から出ていたので悪い部分は切除して残りの部分を体内に押し戻しました。
  カラーをつけて傷口が塞がるまで1週間入院です。野良猫の場合、入院させるとショックで
  ゴハンを食べなくなることが多いから普通は入院せず、カラーもつけずに返すんですよ」
M「そうなんですか…。だけど今度は縫い合わさってもらわないと。
  野良猫を保護して手術を受けさせる人って偉いですよね。連れてくるだけでも大変なのに。
  …費用も大変でしょうね」
N「通常より安くさせてもらってます」
M「わぁ。そぉなんですかぁ♪ありがとうございます♪」

ふぎゃぁああ~っ!奥から猫の叫び。お大事にニャ
■向かい風ニモ負ケズ。
2006-07-02 (日) | 編集 |

動物病院で立て続けに「猫を保護した人」に出会った。今夜も会うのかな。

前前回の診察時に待合室で会ったおねぇさん。
家の近くに「いつも猫が捨てられている場所」があって仔猫の入ったダンボールがしょっちゅう置かれている。
気になって様子を見に行き瀕死状態の仔猫を発見、連れてきた。
「飼い出したらキリがないけど。もし回復したら心配だから家で面倒みようと思っている」とのこと。
ご近所にはノラ猫の去勢や避妊を自費でなさっているご夫婦もいるそうです。

前回お会いしたおかぁさん。近所に捨てられていた猫を避妊手術に連れてきた。
「人懐こくて大人しくてとてもいいコなのに、何で捨てるかね。ウチで飼うのはこれで4匹目よ。
子供に叱られるけど、ほっとけないよねっ」

そして、別のおかぁさん。家の敷地にノラ猫が子供を産んでいった。2匹いたうちの1匹はもらい手がついた。
もう1匹は病気らしく、連れてきて診てもらったら、リンパ腺が腫れていて頭も膨らんできたので入院させている。
手の平サイズのそのコは、右のおでこから鼻にかけて腫れてライオンのような顔。
面会にきたおかぁさんにしがみつき、か細く高い声でピ~…ピ~…鳴いていた。
抱かせてもらった。この顔だって十分可愛いヨ。すると、
○「このコは生きるコだと思う。治ったら誰か貰ってくれるといいけど。
  貰い手がなければ家で面倒見ようと思ってるの」
M「このコのお名前は?」
○「もし家で飼うことになったらね、"猫” だから "ひろし”」  …え!?
まさかこんなオチがついているとは。 …にゃぁ~っ  (=^ェ^=)

捨て猫や捨て犬。日本の住宅事情にも問題があるんじゃないかな。
■動物のお医者さん、N。①
2006-06-13 (火) | 編集 |
 力丸の点滴は週に3回400ccずつ。
腕のいいN先生は手術担当。だから待ち時間が長く、1~2時間は当たり前。いい読書タイムである。

診察の時、N先生とこんな話をした。
「最近ネットで、動物虐待とか乱繁殖とか知ってショックでした。悲惨な事件があると最終的には動物病院に運ばれるデショ?
先生が今までに手がけた中で、一番辛かった手術は何ですか?」
N「目玉が飛び出したのとか。色々あったよ。今日摘出した腫瘍は大きくて転移もしてた。
人間でも治らない病気は犬も治らないし、人間の5倍の速さで歳をとる分、病気も5倍に凝縮される、と
考えないといけないんだよ。
だけど…。僕が一番悲惨やナと思うのは…お腹に赤ちゃんがいる状態で避妊手術に連れてこられること。
摘出した卵巣の中で動いているからね、胎児は。…それが一番悲惨なことやと思うなぁ…」 
 …きっと多いんだろうなぁ…
M「そのコたちは、生ゴミになっちゃうんですか?」 (T_T)
N「いや、○×寺にお願いして、毎回、供養するんだよ。」

先生の言葉を聞いて、2つ安心した。
●1つは、動物の命を守る立場であるのに、命を絶たなければならない状況を「悲惨だ」と感じていること。
立場上、割り切らなくちゃいけないけど、事務的に無感情にすませず、人間らしい「心」を忘れないでいること。
※世の中には営利目的の悪徳な病院もある。無責任な獣医師もいる。飼い主さんの憤りは測り知れない。
そんな話題を近頃mixiで知ったので。
●もう1つは、名もない小さな魂を追悼してくださっていること。
天に召されたコ達は天使になったり、輪廻転生があるなら幸せな環境に生まれてるって思えるから。
終わりよければ全てヨシ。みんなHappy Endでなくっちゃ。

時にはひっかかれたり噛まれたり骨を折りながら、言葉の通じない患者さんを治療する、動物のお医者さん。
世の中のお医者さんがみんな、N先生のように愛情を持って接してくださる人でありますように。